研究会便り
2022.05.01研究会便り
ドストエフスキイ研究会便りについて
研究会便りには、芦川の新しい論考を随時掲載してゆきます。
これまでの論考については、河合文化教育研究所ホームページ内の「ドストエフスキイ研究会便り」に、約40回分が掲載されています。いずれも2016年に出版した『カラマーゾフの兄弟論―砕かれし魂の記録―』を上梓した後に書き上げたもので、この作品とドストエフスキイに関する更なる考察を報告してきました。
➡新着情報 | ドストエフスキイ研究会 / 河合文化教育研究所 (kawai-juku.ac.jp)
これらを加筆・修正をし、新たな構成の下に研究会便りに順次掲載する予定です。
将来、新しい論考と共に、ドストエフスキイに関心を持たれる方の参考になることを願っています。
新しい研究会便りには、やがて若手研究会メンバーに様々な論考や対談や研究会レポートなども掲載して貰おうと思っています。既に社会の第一線で活躍をしている若者たちが、それぞれの専門分野が抱える問題と、ドストエフスキイの思想とが如何に深く関わり合うかを記してくれることでしょう。さらには「ドストエフスキイ研究会」の原点を築いた私の師・小出次雄氏の論考や詩作・絵画なども紹介してゆく予定です。
ドストエフスキイの世界から、哲学・思想・宗教・文学・芸術の分野を始めとして、如何に多様で豊かな結実が生じ得るか、このささやかな研究会が、如何に世界が宿す様々な病に対する「精神的抵抗と拒否」の場となり得るか、また必ずしも明るくない日本の未来に、如何なる新たな「光」をもたらす「学びと創造の場」となり得るか ―ドストエフスキイ研究会における研究会便りが、これらの真剣な実験と報告の場となれば幸いです。
研究会便り 第一回目は
『カラマーゾフの兄弟』の光について(1)
を予定しています。